弊社の粉砕機が、なぜ長時間の安定した稼働と優れた耐久性を実現できるのか。
→その重要な鍵を握っているのが、標準装備されている「水冷式システム」です。
なぜ「冷却」が重要なのか? 粉砕機と熱の問題
粉砕機は、回転刃が非常に速いスピードで回転し、硬い原料なども細かく粉砕する機械です。
- 摩擦熱: モーターの力で軸(シャフト)が高速回転する際、軸受け(ベアリング)などの部品との間で摩擦が起こり、熱が発生します。
- 粉砕熱: 原料が砕かれる際の衝撃や圧縮によっても熱が生じます。
この熱を放置すると、機械の心臓部である軸回りやベアリングが高温になり、部品の劣化や摩耗を早めてしまいます。これが故障の原因となったり、機械全体の寿命を縮めることに繋がります。また、熱に弱い原料(食品や特定の化学薬品など)を粉砕する場合、品質が変化してしまう可能性もあります。
弊社の解決策:独創的な「水冷システム」の仕組み
そこで弊社では、この「熱」の問題を根本から解決するために、機械のフレーム自体に冷却機能を持たせる設計を採用しました。
機械の熱を持ちやすい回転軸(シャフト)を支える両側のフレーム内部に水を循環させる専用通路を設けています。
この通路に冷却水を通すことで、熱の発生源に最も近い場所から効率的に熱を奪い機械全体が熱くなるのを防ぎます。
「水冷式」がもたらす3つの絶大なメリット
この水冷システムにより、お客様には以下の3つの大きなメリットがもたらされます。
- 機械本体の長寿命化 熱による部品への負担を劇的に軽減するため、消耗しやすい軸受けなどの寿命が延びます。
これにより、メンテナンスの頻度やコストを抑え、機械を末永く安心してお使いいただくことが可能になります。 - 24時間の連続稼働が可能に 常に冷却され続けるため、熱による運転停止(クールダウン)の必要がありません。
生産量を最大化したい工場などで、24時間体制での連続稼働にも十分対応出来ます。 - 粉砕品質の安定 機械の温度が一定に保たれるため、熱による原料の変質リスクを最小限に抑え、常に安定した品質の粉末を生産することができます。